相変わらず現役の頃と変わらず命令口調で仕切りまくっており、これまで賑やかだった雰囲気がやって来た途端一瞬にして空気が凍りつき静まり返っていた。
どこがどうフリーザなのか?主な理由とこのババアの特徴を挙げてみる。
- 気にいらない者は消してしまうという氷の精神を持つ。冷凍庫(フリーザー)が名前の由来。
- フリーザの第一形態とそっくりな容姿だから。
- 惑星を支配するかの如く、長年に渡り朝から晩まで毎日居座り、郵便局を牛耳っていた。
- 皆から悪党と言われるほど不正行為をちょくちょく行っていた疑惑もある。
- 65歳定年で雇い止めになってもサイボーグのように復活する。
職員(現在の正社員)でもないのに我々ゆうメイトを部下のようにこき使い、名前を呼び捨てにし、指からビームを発射するかのように指示をする。特に立場の弱い新入りで若い子(中には女の子も居た)に対しては虫ケラのように扱い、じわじわとなぶるようにしていました。Aロッド君(ギニュー隊長)を筆頭に、グルドみたいな背の低いハゲた人やジースみたいな若者は悲惨な扱われ方をされ、我慢できずに辞めていった。Aロッド君は長続きしたのでその点では忍耐力があったといえよう。
フリーザの第一形態と外見がよく似ていて、普段着のこげ茶色のスモックが戦闘服を連想させる。1年ごとに年賀のバイトに来るたびに縮んだように見えて、ますますフリーザにそっくりになってきた。
郵政民営化前はまるで惑星、全宇宙を支配するかの如く、就寝時以外は朝から晩まで一年中365日休むことなく郵便局に居座り続け、約40年も居る大ベテランで権力(戦闘力)が高く、当時の課長(現在の呼称は部長)や職員達が注意しようにも強くは言えず、言われてもまったく聞かずにやりたい放題無双しておりました。自分に逆らう者がいればありもしない理由を付け退職へと追い込み、仕事がなく頼みもしないのに勝手に超勤し、本来週休や非番なのに突発的に誰かが休めば自ら勝手にそのポジションに入り、1日中虎視眈々とチャンスを窺っていました。郵政民営化前は現在では考えられないほど天国だったのです。
皆から生まれついての悪党と言われるほどお金に対する執着心が強く、不正に勤務時間を増やすだけにとどまらず、ババアが区分機を掃除する際に脱出した小銭や切手を自らの懐に入れている噂もあった。ポケットに入れたのを目撃した証人は数人いるものの、毎回きちんと脱出物として正当に保管、処理された可能性もあり、目撃、報告しただけで着服したという根拠には結びつかず、物的証拠も見付からず、時効になった。
※これはあくまで噂であって、事実を証明するものではありません。※郵便物だけでなく中身や切手を盗むのも犯罪です。また、現金は金額の多少に関わらず必ず現金書留を利用しましょう。
しかし、フリーザ様の独裁支配政権もやがて終焉を迎える。郵政民営化後は民間企業のように経営合理化が進み情勢が厳しくなり、自分の思い通りにしようと色々画策するが上手くいかず、ついに65歳定年で雇い止めにすることが決定した。永遠に郵便局で働きたい(不老不死)という願いは叶わず、雇い止め決定後は今まで好き勝手し放題した反動でピークを過ぎやる生気がどんどん失われ、対立していた者達はこれ以上争ってもムダといわんばかりにもう自分の気は済んだかのように相手にせず、築き上げてきたプライドは既にズタズタでショックを受けたままひっそりと佇んでいた。そして2011年9月30日を以て退職となったが、時の流れとはいえ約40年間支配し続けた者の晩年らしくない惨めな最後だった。
まだ未練が残ってたのか、最後の悪あがきなのか、雇い止めになった後も2週間ほど郵便局に来ていたが、バカヤローッ!と一喝されたようで、ついに姿を見せなくなった。まだ辛うじて1年おきに年賀の短期で復活できるが、まるで全身にメカを組み込みサイボーグ化したようなその姿は見ていて痛々しそうだった。